その先へ
店を出て駅のある右に出ようとすると、
「待て!!」
と看板の陰に隠れていたユーヘイにパーカーのフードを掴まれた。
フードを掴まれたせいで首が締まり思わずむせた。
「何するんだ…」
「シーッ!!」
人差し指を立てた手を口元へ置くと、目で右を見ろと合図してきた。
他の5人もそれぞれ物陰に隠れて静かにしている。
僕もみんなと同じように右に視線を向けた。
「ハゲ原!?」
そこには生徒指導の顧問として生徒に恐れられている[ハゲ原]こと萩原先生が駅前で腕を組み仁王立ちしていた。
彼に見つかると即刻停学であろうことはみんな分かっている。
僕らはハゲ原の視線が他の方を向いている隙に左側にある路地に素早く逃げ込んだ。
ハゲ原をクリアした後も他の見張りの先生たちが見回っていて、僕らは隠れたり逃げたりを繰り返した。
その途中で先生たちに捕まり説教されている生徒を数人見掛けた。
「待て!!」
と看板の陰に隠れていたユーヘイにパーカーのフードを掴まれた。
フードを掴まれたせいで首が締まり思わずむせた。
「何するんだ…」
「シーッ!!」
人差し指を立てた手を口元へ置くと、目で右を見ろと合図してきた。
他の5人もそれぞれ物陰に隠れて静かにしている。
僕もみんなと同じように右に視線を向けた。
「ハゲ原!?」
そこには生徒指導の顧問として生徒に恐れられている[ハゲ原]こと萩原先生が駅前で腕を組み仁王立ちしていた。
彼に見つかると即刻停学であろうことはみんな分かっている。
僕らはハゲ原の視線が他の方を向いている隙に左側にある路地に素早く逃げ込んだ。
ハゲ原をクリアした後も他の見張りの先生たちが見回っていて、僕らは隠れたり逃げたりを繰り返した。
その途中で先生たちに捕まり説教されている生徒を数人見掛けた。