大嫌い
「こんな過去誰にも知られたくなかった。
でもりーちゃんとは、ずっと一緒にいたいの。だから、そういう事は言っといた方がいいと思って・・。」

私も朱莉に言わなきゃ。

「朱莉。私も辛い過去があったの。
人間なんて、大嫌いだった。
だって、人間ってかってじゃん?!
自分が幸せじゃないと・・。とかさ。
だから、大嫌い。」

私は強く言ったので朱莉もちょっとびっくりしてた。

「でもね?朱莉と出会ってちょっとは信じれた。
助けてくれたときはとてもうれしかった。
私も朱莉といたい。・・・なんかプロポーズみたい(笑)」

私は笑ったけど、朱莉は苦笑いだった。
どうして? やっぱり、私と友達やだ?

「りーちゃんありがと。私、これからもりーちゃんに恩返しするね?」

私も恩返ししなきゃって笑ったけど・・・

なんだろう?この疑問は?なんで朱莉は私の過去を聞かないのだろう?

それに、私が助けた子、朱莉に似ていた。・・けど、朱莉じゃない気がする。

どうして?
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