君想い。


そんな悠太に智香は微笑んだ。


「悠太って本当に天然だよね」


「えっ?!そんなことな…」


「あるある!悠太は天然だよ!」


「そうかな…?」


智香と悠太は手を止めて話に花を咲かせている。


智香と悠太が仲良くしてるその横で、俺はせっせと手を動かしている。


馬鹿だろ俺。


邪魔しに来たのに何してんだ。


邪魔どころか手助けしてるし。


情けねぇ…。


情けないにもほどがある。


最悪だ。

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