14歳の正しい生き方。
私、宇実は1年以上学校に行かず不登校をしていた。
中1で派手な騒動を学校で起こして、
先輩から水をかけられるなど、イザコザがあり、
面倒になり学校へ行かなくなった。
学校にいかなくなり、家からもでなくなった。
親や交友関係から圧力を感じた私は
ご飯もろくに食べれなくなってしまい、
一時期軽い拒食症にかかってしまった。
ストレスと戦ううちに、リストカットという
精神安定剤を見つけてしまった。
どこからかそれを知った同級生達は
「宇実だけが辛いんじゃない」
「友達でしょ?相談してよ」
「リスカって痛いの?」
など好奇心で近寄ってくる者も増えていった。
中には「あたしもリスカしよっかな」と
軽々しく口に出す奴もいた。
その中で本気で心配してくれたのが
小6から仲良しの男子2人と小5からの親友、悠子だった。
だがそれも、同情にしか見えなくて
毎日おかまいなしに手首に傷を増やし続けた。