14歳の正しい生き方。
数十分後。
本当に本藤さんが地元の公園に来た。
「うわ、本当に来たんだ。」
「そんな言い方してええんかガキーっ(笑)」
実物で見る本藤さんは、切れ長の目が冷たそうな
印象を与えた。
でも、軽く笑うと優しそうな顔になるから
(なんか変な人だな)って思ったのは本心。
とりあえずベンチに腰掛けて。
「寒いならこっちこい」といわれ
少しだけ近づいたら、ぐっと肩を引き寄せられた。
「………あ、あのぅ…」
突然の事にドモってしまったら、本藤さんは笑って。
「以外にピュアやな」って頭をよしよしと撫でた。
頭を撫でていた手が、顎の方に移って、
私の顎を上げて、自分の顔を近づけてきた。
「ちょっ…!」
強引にキスしてきた本藤さんは、キスしたまま胸を触ってきた。
身震いがして、突き飛ばそうとしたが、すごい力でビクともしなかった。
「可愛い。」「感じてる。」など
色々本藤さんが言っていても
逆に恐怖が募るだけであって、言葉攻めの意味はなかった。
しばらく私の体を触ってた本藤さんがズボンを脱いだ。
一瞬なにがおきたかわからなくなったが、
本藤さんが何をしようとしているか、すぐにわかった。
「やだやだやだ!!やめて本藤さっ…」
「ちっ…誰かきてもええんか?お前、見られるぞ。」
「………」
つなぎをきていた私は、寒い外で裸にされていて、
誰かに見られる、という羞恥にまけてしまった。
「…っ、中学生はしまりがええわ」
と、歯を食いしばった本藤さんが小さく呟いた。