はつこいⅡ
私は空き教室に連れていかれた

「単刀直入に言うけど、北崎くんと別れて欲しいの」

やっぱり、言われると思った

私はもちろん、「それは出来ません」

と言った

すると先輩はカッターを出して私の体操服を切った

「別れろって言ってるのがわからないの!!」

先輩はそう言うが出来ないものは出来ない

「絶対に別れません!!」

先輩はすごく怒っている

「もっと痛い目を見ないとわからないようね」

先輩はカッターで私の腕を切り付けた

「…痛っ…」

ポタポタと血が垂れる

先輩がそれを見て笑っている

「これ以上傷つきたくなかったらさっさと別れなさい」

「別れません…」

「あら、まだやって欲しいの、私はあなたが別れるって言うまでやめないわよ」

先輩が今度は私の顔を切り付けようとした

その時、教室のドアがガラッと開いた

「先輩、そろそろやめたら?」

呆れたようにそう言ったのはこころちゃんだった







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