SAKURA
「じゃ、私も同じで」

「たしこまりましたー」

店員は、ペラペラと注文を言う。

さっきの私たちとは、違う態度。

凄いなぁ、、、、、。

「みち、ここ座ろーよ」

千尋が指さした所は、

「あの人、超タイプなんだよね~♪」

千尋の超タイプな男が座っている席の隣。

「何て話しかけようかな~♪」

私に聞いたくせに、返事を聞かずに座る。

千尋はモテるクセに、学校の男と付き合おうとしない。

本人がいうには、付き合う気力が失せるとか。

もったいないと、毎回思う。

私にとっては、こんなの嫌がらせにしかならない。

千尋は、あたしのあこがれそのものってだけなんだけど、、、。
< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop