ヒミツの関係☆上司は幼なじみ!?

「佐藤さん、大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ、ちょっと立てこんでるだけで」

にっこり笑う。明らかに無理した笑顔。



「佐藤さん、申し訳ないんですが……」

エイトに時間は取らせられない。結論から。エイトに言われたように。




「その仕事はできません。現在の仕事が全く進んでいないからです」

「え……」

ぽろっと、エイトの手から資料が落ち、顔が青くなっている。




「どういうことですか? 神崎さん」

「ほぼ完成していたプレゼン資料が、消えてしまいました。パソコンとサーバーから」

「なんで」


やっばい。エイトの眉と眉がみるみる寄っていく。

< 135 / 331 >

この作品をシェア

pagetop