ヒミツの関係☆上司は幼なじみ!?
「佐藤さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、ちょっと立てこんでるだけで」
にっこり笑う。明らかに無理した笑顔。
「佐藤さん、申し訳ないんですが……」
エイトに時間は取らせられない。結論から。エイトに言われたように。
「その仕事はできません。現在の仕事が全く進んでいないからです」
「え……」
ぽろっと、エイトの手から資料が落ち、顔が青くなっている。
「どういうことですか? 神崎さん」
「ほぼ完成していたプレゼン資料が、消えてしまいました。パソコンとサーバーから」
「なんで」
やっばい。エイトの眉と眉がみるみる寄っていく。