ヒミツの関係☆上司は幼なじみ!?
ふと、エイトの身体が離れたのを感じて目を開ける。
すると、あたしを見降ろすエイトと目が合った。
視線がぶつかる。
かちり
エイトは眼鏡を外し、テーブルに置く。
眼鏡をかけてないエイトは、あたしの知ってるエイト。
悔しいけど、妙に整ってる。
顎のシャープなラインと、そしてあの甘い匂い。
でも今のエイトの瞳は、いつものお人よしエイトとも、エリート佐藤とも違った。
男の眼。
どきり
心臓が一つ大きく跳ねた。
吸い込まれる。
その瞳の黒に。
怖いくらい力を持つ瞳。