ヒミツの関係☆上司は幼なじみ!?
「ねー、モモー。お母さん、また違う男の人連れ込んでるよー。今年何人目?」
小さい声で、あたしはモモに話かける。
お母さんに聞こえないよう。
「あの言い方、絶対あたし邪魔だったよね。そう思わない?モモ」
モモはただあたしの膝の上でゴロゴロ喉を鳴らしている。
モモはいつも反応がない。
当たり前だけど。
「モモが話せたらいいのになー」
「にゃー」
「そんなときだけ返事すんのかい!」
もう寝よう。
なんか今日は疲れちゃった。
お母さんのこともだし、あのストーカー予備軍『佐藤』のことも。