ヒミツの関係☆上司は幼なじみ!?
19章 魔法の言葉
あたしは一人、喫茶店を後にして帰路につく。
雪が舞う。
ヒラヒラと。
それはまるで白い花のように。
暗闇に光るイルミネーションは人々の心を明るくするだろう。
だからあたしもそれに便乗するんだ。
涙は見せないで。
年が明けたら、エイトは東京に帰る。
あたしも、できればだけど新しい仕事を見つけてまた元の毎日に戻る。
もしかしたらまたキャバクラのバイトもするかもしれないし。
仕事してお金稼いで。
お母さんと。
モモと。
そんな日常。