ヒミツの関係☆上司は幼なじみ!?

「……はぁ」


息が上がり、口には甘さが溶け込む。

キャラメルの懐かしい味。



「苺……」

「んっ……」

キスだけで頭がクラクラする。



エイトの舌があたしの口腔を舐めるたび、鼓動が高鳴る。



「……あっ」


柔らかい舌とともに、固形物が入ってきた。


コロンとあたしの口の中に転がるそれを味わうように、エイトの舌が追う。



あたしの口の中はキャラメルと、エイトの舌でいっぱいになって甘い感覚が全身を襲う。


「エ、イ……トっ」

「好きだよ、苺……」


キスをしながら話すから、エイトの息が敏感になった唇を刺激する。

「あたし、も……」

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