Night Butterfly
少しカウンターで待っていると45歳前後くらいのかなりダンディーな人がきた。

「こちらがオーナーの松崎さん。」

「どうも。KINGのオーナーの松崎淳志(マツザキアツシ)です。」

隼人が説明したあと松崎さんが名乗る。

「柏木優也です。」

俺も名前を言って軽く頭を下げる。

「それで優也君はここで働きたいのかな?」

「はい。一応履歴書と免許証です。」

俺が渡すと松崎さんは一通り目を通していく。

「免許証ありがとう。」

免許証だけ返された。

「それで…バイトか正社員のどっちがいいの?」

「出来れば正社員が良いです。」

「なるほどね。…うん。良いよ。明日から働いてもらうから今日はここからどんな感じか見てて。」

「あ、ありがとうございます。」

「じゃあね。」

…なんかあっさりしすぎじゃね?
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