年下彼氏。

凜香Side


夢をみた。

怖くて悲しい夢を。

もしかしたら現実に起こってしまうかもしれない夢を。

不安になった。

でもその不安は悠君の言葉によりどこかに飛んでいった。

『…もう17時過ぎちゃったから家まで送るね』

…あ。
もう17時過ぎちゃったんだ。

私、寝てばかり…。

「…なんかごめんね?寝てばかりで…」

本当に。

本当に。

申し訳ない。


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