サヨナラのその日までそばにいさせて。



「…抱きしめてもいい?」


「えっ…?」


考える間もなく、気付けばアキに抱きしめられていた。



「ちょっ、アキ!?」


腰に回された手と、お腹に顔を埋めてくるアキの突然の行動に頭がパニックに陥る。


あぁ〜、私、絶対に顔真っ赤だよ!!



「ア、アキ?」


上からアキの頭を見つめ、心を落ち着かせようとしながら、声をかける。



< 167 / 474 >

この作品をシェア

pagetop