サヨナラのその日までそばにいさせて。



「…アキ?」


今、何した…?


私から離れるアキを凝視する。



「……送る」


そう言って俯くと、そのまま歩き出した。



えぇ!?


ちょっと待ってよ!


だ、だって…今、キ、キス…したよね!?



カァーッと顔に熱が集中しだす。



「アキ!?」


慌てて追いかけるが、アキは結局家まで黙ったままだった。



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