サヨナラのその日までそばにいさせて。



「関係なくなんかねぇよ!お前の心配してんのが分かんねぇのかよ!?」


「いちいちうっさいねん!首突っ込んでくんな!」


本当は分かってる。


空良が自分よりも俺のことを心配してくれてることぐらい。



立ち上がり、空良を無視してベッドの方へと歩き出すと、肩を掴まれた。



「どうして嫌われることすんだよ?」


「…はっ?」


空良を軽く睨む。



< 191 / 474 >

この作品をシェア

pagetop