サヨナラのその日までそばにいさせて。



キーンコーンカーンコーン…と授業開始のベルが鳴り、ハッと我に返る。


アキ、まだ寝てる…。



「…アキ、授業だよ?」


一応、小さくだけど声をかけてみると、アキはゆっくりと体を起こし、頬杖をつきながら、つまらなさそうに授業を受け出した。



今のって私の声に反応してくれたのかな?


分かんないけど、嬉しくなる。



< 200 / 474 >

この作品をシェア

pagetop