サヨナラのその日までそばにいさせて。



そう思っているうちに試合は始まり、コートの中を駆け回る集団。


そんな中に俺はただ立ち尽くしていた。



バスケってどうやってやるんやっけ…?


ドリブルやシュートが決まっていく中で、俺は動けずに試合を客観視していた。



ネット越しに数人の女子も試合を眺めていることに気付く。


そんな中に咲希もいた。



何も動けずただ立ち尽くしている俺をどう見てんやろうか。



……情けな、俺。



< 233 / 474 >

この作品をシェア

pagetop