サヨナラのその日までそばにいさせて。



「立石、すげぇー」


「あんだけ動けるなら、体育サボる必要ねぇのに」


感動する男子の言葉に耳を傾け、心の中で同意する。


それと同時に「太陽!!」「立石!?」と空良や男子の騒ぎ出す声が聞こえてきた。



なに…?


男子の密集する方に目を向ける。



「…アキ?」


「先生、早く!」


「今、救急車呼んだから」


何が起こったのか分からず、空良や体育館に駆け付けた先生たちの行動を見つめる。



< 249 / 474 >

この作品をシェア

pagetop