サヨナラのその日までそばにいさせて。
第8章
俺自身のせい-太陽side
コンコンと病室の戸がノックされ、静かに戸が開けられた。
カーテンを閉めていたけど、シルエットで誰が入って来たかすぐに判断出来た。
「…アキ?」
遠慮がちな声が聞こえると同時にカーテンを開けた。
「来てくれたんや」
小さく微笑むと、「…うん」と小さく頷いた。
「ここ座って」
ベッドの横にある丸椅子に座るよう促す。