サヨナラのその日までそばにいさせて。

｢でも今日、一日中、アキが素直になったのか気にはなってたけどね｣


クスッと笑い、小さく文句を零す空良。



｢…悪い。今日、お前が来てから直接言おうと思ってたから｣


昨日は空良に連絡するほどの余裕がなかった。



｢まぁ、咲希が昨日と打って変わって、笑顔だったから、上手くいったんだろうとは思ったけどね｣


安心したように嬉しそうに微笑む。



そんなに咲希、喜んでくれてるんや…。