サヨナラのその日までそばにいさせて。



「あかん!俺、なんや恥ずかしくなってきた!!」


「何だよ、急に…」


突然、顔を手で隠す俺にびっくりする空良。


だって、咲希とどんな顔して会えばいいねん!?



「アキー…って、空良も来てたんだ」


咲希が病室の入口から顔を覗かせ、入って来る姿に心臓がバクバク鳴り出す。



ヤバ…っ、俺の心臓、大丈夫かよ!



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