サヨナラのその日までそばにいさせて。
「じゃあ告白は咲希ちゃんがしたの?」
「う、うん…、まぁ」
カァーッと顔に熱が集中するのが自分でも分かる。
「咲希ちゃん、照れ過ぎー!」
アハハと楽しそうに笑う未来ちゃん。
だって恥ずかしいんだもん!
そう盛り上がっていると、昼休み終了のチャイムが鳴った。
未来ちゃんは楽しそう自分の席へと戻って行った。
「アキ、早く来ないかな」
誰もいない隣の席を見て、小さく呟いた。