サヨナラのその日までそばにいさせて。
久しぶりの登校-咲希side
それから数日後、アキは無事に退院をし、再び学校に登校することになった。
「学校、久しぶりやー!」
んー!と背伸びをしながら校門を通るアキ。
「嬉しそうだね」
そう言うと、ニヒヒッと子供みたいな笑顔で「当たり前やん!」と言った。
「そだ、退院のお祝いしなきゃね!」
「お祝い?そんなんえぇよ。入退院なんか珍しないし」
サラっと言った後に、しまった!という表情をするアキ。