サヨナラのその日までそばにいさせて。



それからアキは朝のホームルームの時間に、教壇に立ち、クラスの皆に頭を下げた。



「心配かけて申し訳ありませんでした!俺が何で倒れたんか気になるかもしれませんが、もう大丈夫なんで心配しないで下さい!」


「何で倒れたのー?」


「心配してたんだから、教えてくれてもいいだろ?」



アキの言葉に納得しない数人が文句を言い始めたが、アキは「悪い…。それは言いたくない」と断った。



あまりにもはっきりと言ったからか、文句を言う声が途切れた。



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