サヨナラのその日までそばにいさせて。



「…咲希、今の笑顔反則」


「えっ?」


何が?と不思議な表情をする。



咲希って意外と天然?


無意識にそんな表情されたら困るわ…。



一人、理性と戦う俺を置いて、咲希は嬉しそうに歩いている。



「やっぱり人少ないね」


「えっ?」


咲希の言葉で神社の前に着いていたことに気付く。



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