サヨナラのその日までそばにいさせて。



正月から一週間近付く経ってるからか、人の多さは日常と変わらなかった。


おさい銭をし、願い事をする。



この時間が妙に長く感じた。



「…行こか」


「うん…」


お互い、何を願ったかは聞かなかった。



「明日から学校だね」


「あぁ」


神社を出てまた歩き始める。



「…アキ」


「ん?」



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