サヨナラのその日までそばにいさせて。
「部屋が綺麗に片付いてる」
空良の部屋へとお邪魔しびっくりする。
「咲希…驚き過ぎ、つーか失礼だろ」
「だって空良って見た目と違って、結構散らかし上手じゃん」
「散らかし上手ってなんやねん」
私の言葉に笑うアキ。
空良は綺麗好きに見えて、部屋は雑誌や服、CDなどが色々な場所に置かれていて、見た目からは想像出来ない部屋で過ごしている。
「適当に座って」
空良はソファーに腰掛け、その隣にアキが座った。