サヨナラのその日までそばにいさせて。
「違うけど…。アキが何考えて過ごしてるのか気になって」
「そんなに太陽のこと気になるんだ?」
クスッと笑い空良は私の分のプリントをひょいっと取り上げた。
「ちょっ、プリント!」
「お前は先に太陽のとこでも戻ってろ」
ニヤッとからかうような表情を浮かべ、空良はさっさと職員室へと歩いて行った。
「…何か誤魔化されたような気がするんだけど」
一人廊下に残され、空良の背中に呟いた。