サヨナラのその日までそばにいさせて。
「落ち着きなさい」
「でもっ!あなたは太陽に何があってもいいの!?」
「そんなこと言ってないだろ!?」
「太陽がこんなことになるならやっぱり転校なんかさせるんじゃなかったわ!」
「おばさん!それはっ…」
空良が言葉を発するが、途中で遮るようにアキのお母さんが私をキッと睨みつけ、話を続ける。
「何もかもあなたのせいよ!前回も今回もあなたのせいで太陽は無茶したのよ!」
「おばさん!!」
「いい加減にしないか!!」
怒鳴るアキのお父さんにおばさんは口を閉じた。