サヨナラのその日までそばにいさせて。



「咲希、それ本気で言ってるんなら怒るぞ」


ムスっとした空良に対し、アキはすごい笑顔。



「なんでやねん!面白いってことやで?喜べよ!」


「誰が喜ぶかよ!俺のイメージが崩れるだろ」


「お前、意味分からんわ」


こんな言い合いがしばらく続き、二人とも疲れ果てていた。



私はこんな二人、面白いと思うけどな。



空良は私以外にあまり素直になることがない性格だから、アキみたいな人が近くにいたら、もっと人と仲良く出来るのに…。



< 34 / 474 >

この作品をシェア

pagetop