サヨナラのその日までそばにいさせて。

弱虫-咲希side




「…久しぶり」


「あぁ…」


なんだかぎこちない空気が漂う。


ベッドにいるアキに少しずつ近付くと、ベッドの横にある丸椅子に腰をおろした。



「ごめんね…。連絡出来なくて」


「テスト期間やったからやろ?」


「…うん」


「出来たか?」


「うん…、多分」


ハハッ…と小さく笑いを浮かべるが何だかぎこちない。



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