サヨナラのその日までそばにいさせて。



「そうか」


「………」


「………」


「………」


「…咲希」


「きゃっ!!」


名前を呼ばれた瞬間、アキに腕を引っ張られ、気付けばアキの腕の中にいた。



「アキ!?」


「……かった」


「えっ?」


ボソッと耳元で呟く小さな声が聞き取れず、なに?ともう一度尋ねる。



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