サヨナラのその日までそばにいさせて。
「お前ら二人で話してんなよ」
「準備出来たん?」
自分の部屋から不満げに出てきた空良。
「あぁ…って何も準備するものないけど」
「片付いてるじゃん」
アキの後について空良の部屋に入ると、綺麗に片付いていた。
「当たり前だろ?俺の部屋はいつだって綺麗じゃん」
「うわー、こいつ嘘ばっか言っとんな」
「太陽までひどっ!」
二人のやり取りを見てると、自然に笑いが込み上げてきた。
こうやって三人で笑うのって久しぶりだな。