サヨナラのその日までそばにいさせて。
手術当日に
Toアキ
Sub無題
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待ってるね。約束だよ。
って送ったアキへのメール。
ちゃんと届いたよね?
アキの手を強く握りしめる。
ねぇ…、何か反応してよ。
規則的な機械の音が綺麗な寝顔のアキを包み込み、病室内は静まり返る。
「……私、アキを忘れるなんて嫌だよ?ずっと側にいてよ、アキ…っ」
祈るような思いでアキの手を強く握りしめ直す。
涙は枯れることなく頬を伝って流れ続けた。