サヨナラのその日までそばにいさせて。
「今度は未来ちゃんも一緒に遊ぼうよ」
「うん!あ、でもな〜…」
「大丈夫だよ。空良とアキのファンのことなんか気にしなくても」
「う〜ん…」
考え込む未来ちゃん。
二人と仲良くしたいコは自分からアプローチするんだから、別に気にしなくてもいいのにな。
「咲希、おはよ」
後ろから挨拶され、顔だけ後ろに向ける。
「おはよ〜」
「あ、相原さんもおはよ」
「お、おはよう…!」
空良の爽やかスマイルに顔を赤くする未来ちゃん。
未来ちゃん、その笑顔に騙されちゃダメだよ…!
ニコッと笑って空良は席を離れて行った。