サヨナラのその日までそばにいさせて。



「…そやな」


そう言って俺も軽く笑った。


俺だって時間の無駄遣いをしてる場合じゃない。



楽しく過ごすために戻って来たんやから。



「俺、帰るわ」


「あ、うん。明後日、忘れないようにね」


席を立つ俺につられ、高良くんもガタッと席を立った。



そんな高良くんに「分かってまーす」と言って病院を後にした。



ちょっとスッキリしたかな…。



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