サヨナラのその日までそばにいさせて。



なんやったけ…?


忘れた。



「とりあえず体調がいいなら出来ることはしろ!学校行事にも参加しろ!やりたいことは全てやれ!中途半端にするな!いいな!?」


睨むように俺を見て、空良は言いたいことを全部言ったのか、部屋を出ていった。



「…やりたいことか」


なんやろ、俺のやりたいことって。


畳に寝転び天井を仰いだ。


< 90 / 474 >

この作品をシェア

pagetop