君-あたしの大切な人-
"今日手を振ってきたけど…あれは何だったんだ??"
ボーッとしながら水飲み場の列に並んでいると上原春樹に声をかけられた
「一之瀬さん、部活お疲れ」
「……!お疲れさま」
上原春樹と今まで話したことなんて数回しかない
体育館と隣の格技場で卓球部は練習しているけど…部活中に話したことはない
"今日は珍しいことが起こるな"
「…さん……一之瀬さん。」
「…あっ!!はい。」
いけない…考えすぎた