Blue Eyes princess~藍色の瞳の猫~
桜鬼の転校初日Ⅲ
1限目が終わると私は雪たちと一緒に屋上に向かった。
みんなで他愛もない話をしてたら、いつの間にか屋上の扉の前に着いていた。
そして…、
その扉は、時雨によって開かれた。
扉が開かれると、そこには6人の生徒がいた。
6人のうちの1人がこっちに気付くと、残りの5人もこっちに気付き振り向く。
「あれ?柚葵ちゃん? なんでここに?」
『柊靖?柊靖こそなんでいるの?』
「あぁ~、それは俺が龍王の副総長だから」
『そうなの?』
「うん。それに彼方たちと一緒にいるってコトはもう俺たちのこと聞いたんでしょ?」
『まぁね』
柊靖の問いかけに私は、微かに微笑んでその問いに答えた。