Blue Eyes princess~藍色の瞳の猫~
--------バッ--------
前にも見た夢にうなされて再び目が覚めた。
『……またかぁ…』
--------コンコンッ--------
「入るぞ。ゆず、大丈夫か? またうなされてたぞ。お前またあの夢を見たのか…?」
まるでずっとそこにいたかのように、起きたと同時に扉が開いた。
『朔兄(さく)か…、うん……。でも大丈夫だから…、ありがと』
「お前がいいなら、いい…。 だけど、ムリすんな…。もしお前に何かあったら…」
『分かってる……』