Blue Eyes princess~藍色の瞳の猫~
《よぉ・・・、龍藍の現副総長さん》
「お前は・・・!? 黒崎っ!お前が柚葵を・・・っ」
この電話で柚葵が完全に拉致られたのが確実となった。
《まぁまぁ、そんなに熱くなるなよ。最近お前らが大切にしてる"姫さま"、俺の腕の中で気持ちよさそうに寝てるぜ》
「てめぇ・・・!柚葵をどうする気だっ!あぁ!?」
《はッ!分かりきったこと言うなよ。俺がお前らの動きを調べないと思ったか?
今、藍猫は行方が分からないらしいな。そんなお前らを潰すには絶好のチャンスだと思ってな、
それで調べてたら藍猫の情報と一緒にこの姫のことが出できたって訳だ。
お前たちは隠しきれてると思ったみたいだが、無理だったな。
でも、調べるのに苦労したぜ》
雪は柚葵が一般人ということもあり、自分たちに関わってることが知れたら狙われると思い情報を隠していたが、どっかから情報を拾ったらしい。
「彼女は一般人だ。俺らの抗争には関係ない、彼女を解放しろ」