Blue Eyes princess~藍色の瞳の猫~
《一般人がどうした!利用できるもんはなんだろうと利用させてもらう。それより、お前らもたもたしてっとこの姫さんどうなるかわかんぇぞ(笑)
それと龍王も同じ学校だったな?龍王がいたら伝えな!”お前らも潰してやるから待ってろ”ってな》
その言葉と同時に電話がプツッという音をたてて、切れた。
「くそっ!」
電話が切れて、電話を握ってない方の手で怒りを露にし、壁を殴りつけた雪。
滅多に見ない雪の姿に緊迫した空気が流れる。
その中、全員は雪の次の言葉を待った。
「柚葵が黒崎に拉致られた。もうこれ以上、あいつらを野放しにできない。 今日こそ銀狼を潰す」
「にしても柚葵を拉致るなんて・・・、柚葵は一般人だぞ? 俺たちの”世界”に巻き込んでいいはずがねぇ」