Blue Eyes princess~藍色の瞳の猫~



私が目を覚ましたのは、見覚えのない白い天井とソファーの上だった。



薬を嗅がされたせいかまだふらふらしている頭をおさえながら起きあがる。



辺りを見てみるが、やはり自分が知っている部屋ではなかった。



少し考えてみるが、連れてこられた意図が見えない。



すると、部屋のドアがゆっくり開いた。



入ってきたのは知らない男――――――



「よぉ、目覚めたか? “お姫様”」



『あんた、だれ?』



部屋に入ってきた男を睨んだ。



「あんた、威勢がいいな。気の強い女は嫌いじゃないぜ?面白れぇ」



男は楽しそうにははっと笑いを零した。







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