ご主人様はお医者様


「小春は駄々っ子みたいだね」



彬は立ち上がり、私を後ろから抱きしめた。




「知ってる?そういう所がたまらなく愛おしいって思わせる」


「……ほんと?ヤキモチ妬いたりして呆れてない?」




私を抱く腕にギュッと力を込めて、耳元でこう囁く。




「俺は小春が好きなんだよ」





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