ご主人様はお医者様
*仲直りはベットで甘く
――…暗い夜道
携帯で時間を確かめると、1時――もう日付が替わった。
すっかり酔いもさめて、重い足取りで家路につく・・・
マンションンの前で私の足はピタリと止まる。
……彬、怒ってるよね!?
部屋の窓を見上げると、明かりがついている。
せめて、寝ていてくれればよかったよ・・・
私、どんな顔して帰ればいいのっ!?
どうしよう――こんなことなら飲みになんて行くんじゃなかった・・・
「はぁ――…」
ため息をつきながら、エントランスの階段に腰を下ろした。