ご主人様はお医者様
「小春……よくできました」
その言葉の後には甘い口づけが待っていた。
最初は優しく、愛おしむよに――…
やがて激しく、求めるように――……。
彬は私のエプロンをシュルリとはずし、片手で器用に脱がし始める。
「やっ、あ…、あの、お、お風呂わいてるよ」
「クスッ、それずいぶん大胆な誘い方だな」
「ち、ちがうっ……」
「違わないだろう?」
彬は私を抱きかかえると、バスルームへ向かう。