ご主人様はお医者様


私の胸はギュッと押しつぶされたように痛い・・・


だって、彬は今平賀先生と一緒にいる。


バイトなんて嘘――だったの!?


ううん、


嘘だなんて思いたくない。


私は彬を信じたい!!



「彬は?彬に代わってください!!」


――『高木君?今忙しいのよ。何してるか知りたい?』


「……何、してるんですか?」


――『シャワー浴びてるの』



その言葉にめまいがした――…。




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