ご主人様はお医者様


「……とに、本当に僕の子供?」



平賀先生はゆっくりと頷く。



「なら、僕は麗華ともう一度やり直したい。

そして、その子と3人で生きていきたい」


「隼人」


沢木さんは、平賀先生をきつく抱きしめた。



「……小春、行くぞ」



思わず二人の姿に魅入ってしまった私を、彬はその場から連れ出した。



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